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2019年2月18日 (月)

先走りの華やぎ -梅の香のエール-

2月の初めくらいだったでしょうか、

 

少し暖かかったので、窓を大きく開けていたら、

 

ふんわりといい匂い。

 

知らないうちに梅の花が咲いていたのでした。

 

 

昔、東京で暮らしていた頃のこと。

 

へとへとになって帰る寒い夜道で、

 

ふわっと降ってくるいい香り。

 

 

なぜかはわからないけれど、

 

その匂いをかぐと

 

「あ、大丈夫かもしれない」

 

と、思うのでした。

 

 

ブロック塀の曲がり角。

 

見上げると、街灯に照らされた白と赤の梅の花。

 

 

忙しかったり、きつかったりすると、おまけに寒かったりすると、

 

花は心に入るまで時間がかかるけれど、

 

匂いって、

 

ほんと、隙間を見つけて入り込んでくる。

 

 

冷たい空気の中、場違いのような甘い香りに、

 

ちょっと先にある希望のようなものを感じてしまう。

 

 

春がそう遠くないと感じられるから?

 

寒さもじき終わると思えるから?

 

理由はわかりません。

 

そういう力があるんでしょうか?

 

 

思えば、こんな微かな匂いにさえ、気分を左右されることに、

 

不思議だなとか、面白いなと思ったことが、

 

今やっていることの原点かもしれません。

 

 

人を励まそうとか、気を楽にしてあげようとか、そんなつもりは全然ない物から、

 

「大丈夫だし、春来るし」という明るいメッセージを勝手に嗅ぎつけてしまう。

 

人もまた、あらゆるものを光にして生き延びんとする生き物なのかも。

 

植物と同じで、わりとたくましくて したたか。

 

 

なにはともあれ、

 

季節を先走りする、春開演前の静かな華やぎが、私は好きです。

 

 

 

 

 

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